中之島祭とは

大阪大学医学部の学園祭は、かつて医学部が中之島にあった頃から、「中之島祭」として親しまれてきた長い歴史を持つ行事であります。

その良き伝統を引き継ごうと、キャンパスが現在の吹田に移った後もなお「中之島祭」という名称で、学生を主体として開催してまいりました。
近年では、毎年たくさんの地域住民のみなさまにも学園祭会場へお越しいただき、その規模も非常に大きなものとなっております。
本年度も私たち学園祭実行委員会は、この学園祭を通して学生間の交流を活発化し、また地域住民の皆様との接触をきっかけとして、学生個々の社会性を養うとともに、閉鎖的と思われがちな医学部という学部を身近に感じていただき、広く皆様に知っていただく機会としたいと考えております。

さて本年度のテーマであります「環-cycle-」には、以下のような意味が込められております。
中之島祭は代々の先輩方のご尽力のおかげで、たくさんの近隣地域の方々のご協力を得ながら開催し続けている伝統的な学園祭です。中之島祭を通じてこれまで先輩方はいくつもの環を築き上げて来ました。
一つは、学生間における学年を超えた環です。本学園祭の準備や運営などの様々な経験を多くの人と共有することにより、将来医療に携わる者として協調性を身につけて来ました。
もう一つは、地域の方々との環です。医学部の学園祭ならではの医療系の企画を通じて地域の方々と交流し、患者の立場に立ったよい医療を提供できるような人間になれるよう努めました。
この二つの大きな環というのは、決して初めから大きかった訳ではなく、日々の準備や人との対話といった小さな環が鎖のように繋がりあってできた物に他なりません。中之島祭という先輩方が育んできた大きな『環』をしっかりと引き継ぎ、本年度も充実した学園祭にしたいと思っております。

また、中之島祭実行委員会は一年というサイクルをもって運営が代替わりします。これまで連綿と引き継がれてきたその流れを切らせる事なく、ただし今までの事を踏襲するだけでなく、自分達の代・『cycle』ならではの『環』というものを築き上げて後輩達に繋いでいきたいと思っております。
このような理念を持ち、皆様のご理解とご協力のもと、本年も中之島祭を開催させていただき、精一杯盛り上げていきたいと考えております。